ご飯のあげ方で悩むことがあるなんて。
2匹目を迎える前は、考えたこともありませんでした。
同じ時間に、同じ場所であげればいい。
僕もそれくらいに考えていたけど、
実際に2匹で暮らし始めると、そう簡単ではありませんでした。
わが家には、5歳の男の子「アー坊」と、1歳の女の子「ルチ子」という2匹のブリティッシュショートヘアがいます。
今では朝と夜の1日2回、少しだけ距離を離して、2匹一緒にご飯を食べています。
もちろん、兄のアー坊から先にねw
今でこそ平和な食事風景ですが、ルチ子がまだ仔猫だったころは、ご飯のあげ方にかなり悩みました。
ルチ子はゆっくり食べる。
アー坊は爆速で食べる。
そして自分の分を食べ終わったアー坊は、当然のようにルチ子のご飯を略奪しに行く。
しかも当時は、成猫のアー坊と仔猫のルチ子で食べているご飯の種類が違いました。
今回は、そんなわが家が多頭飼いのご飯で困ったことと、いろいろ試した末に現在のあげ方になるまでを書いています。
多頭飼いを始めて、ご飯の横取りに困った
ルチ子を迎えた当時、一番困ったのがご飯の横取りでした。
当時のルチ子はまだ仔猫。
成長期の仔猫用のご飯を食べていたので、成猫のアー坊とは別のご飯を用意していました。
そのため、
「アー坊がルチ子のご飯を食べないようにしないと」
と、かなり気を使っていました。
ところが、ここで大きな問題がありました。
2匹の食べるスピードが、まったく違ったんです。
ルチ子はゆっくり、アー坊は爆速で完食w
仔猫のころのルチ子は、ご飯を一気に食べるタイプではありませんでした。
少し食べる。
休む。
また食べる。
そんな感じで、自分のペースでゆっくり食べます。
一方のアー坊。
爆速ですw
もともと、とにかく食いしん坊。
自分のご飯が出てくれば、ほぼ一気に食べ終わります。
ちな、全然噛まない。丸飲み。
当然、先に食べ終わるのはアー坊。
ここからが問題でした。
食べ終わったアー坊が、ルチ子のご飯を略奪する
自分のご飯を食べ終えたアー坊。
次に向かうのは、まだご飯を食べているルチ子のところです。
狙いはもちろん、ルチ子のご飯。
自分の分を食べた直後なのに、迷いがありませんw
放っておけば普通に食べに行くので、アナログに人間がガード。
しかも当時は、成猫用と仔猫用でご飯が違うので、
単純に「ちょっとくらい食べてもいいか」とも思えなかった。
そこで僕たちは、物理的にアー坊がルチ子のご飯を食べられないようにすることにしました。
最初はケージの中でご飯を食べてもらった
僕たちが最初にやったのは、とても単純な方法でした。
ルチ子だけケージの中でご飯を食べてもらう。
これならアー坊に横取りされません。
……と思っていました。
ケージで横取りを防いでも、ルチ子はご飯を残していた
確かに、ルチ子をケージに入れれば、簡単にはアー坊もご飯を食べられません。
ただし、そこは食いしん坊のアー坊。
諦めません。
ケージをよじ登り、外から片手を突っ込んで、ご飯を倒して食べようとしていましたw
そこまでする!?
と思いましたが、アー坊は本気です。
もう一つ困ったのが、ルチ子がなかなかご飯を食べ終わらないことでした。
ルチ子は少し食べては残す。
でも、そのご飯をケージの中に置いておけば、アー坊にはずっとご飯の匂いがしています。
食べたいのに、食べられない。
それもアー坊にとってはかわいそうだなと思っていました。
そこで次は、ルチ子にもう少し早く食べてもらう作戦を立てました。
ウェットフードを混ぜて食いつきを良くしてみた
試したのが、いつもの固形フードにウェットフードを混ぜることでした。
ルチ子にも好みがあって、チキン系より魚系の方が好きなのは把握済。
ウェットを混ぜると、固形フードだけのときより明らかに食いつきがよくなりました。
これはいいかも。
そう思って、しばらく続けていました。
ただ、それでも毎回一気に完食するわけではありません。
しかも、しっかり混ぜないと固形フードだけ残します。
特に朝。
仕事に行く前に、
固形フードを入れて、
ウェットフードを入れて、
しっかり混ぜる。
正直、めんどくさいw
妻とも、
「贅沢じゃない?」
「これ、いつまで続ける?」
なんて話していました。
そんな状態がしばらく続いたある日。
ルチ子を見ていて、ふと思ったことがありました。
もしかして「食べない」のではなく、ケージから出たい?
その日もルチ子は、ご飯を全部食べていませんでした。
ご飯もそこそこにケージの出入り口までやってきます。
そして、
「出して!」
とでも言うように待っている。
これ自体は、いつもの光景でした。
でも、その姿を見ていて、ふと思いました。
もしかしてルチ子、
「ご飯を食べたくない」んじゃなくて、
「ケージから出て遊びたい」んじゃないか?
そこで、やり方を変えてみることにしました。
ケージの外であげたら、明らかに食べ終わるのが早くなった
次のご飯から、ルチ子をケージに入れるのをやめました。
アー坊と同じように、ケージの外でご飯をあげてみます。
すると、
一気に全部食べるわけではないものの、以前より明らかに早く食べ終わるようになりました。
もちろん、これだけで「ケージが嫌だったから食べなかった」とは断定できない。
ただ、僕たちから見ると、ケージの中で食べていたころよりは楽そうに見えました。
一方、アー坊は当然、先に食べ終わります。
そして迷わずルチ子のご飯を狙います。
なのでしばらくはまた、人間が間に入ってガードしていましたw
アー坊の近くで、競うように食べるようになった……気がするw
そのままケージの外でご飯をあげる生活を続けました。
少しずつ、アー坊の近くでも食べるようになりました。
するとルチ子が、
アー坊がご飯を食べている姿を横目で見ながら、以前より勢いよく食べているように見えました。
競ってる?w
いや、これは完全に人間側の勝手な想像かもしれません。
でも、本当に横目でアー坊を見ながら食べるんです。
これ、マジでw
そんな紆余曲折を経て、ルチ子も1歳になりました。
1歳になった今は、2匹一緒にご飯を食べている
ルチ子が1歳になったタイミングで、ご飯の種類もアー坊と同じものにしました。
今は朝と夜の1日2回。
同じ時間に、同じ部屋で、少しだけ距離を離してご飯をあげています。
もちろん、
アー坊から先ですw
同じご飯になって、食べ終わる時間もほぼ一緒になった
今でも、ルチ子の方が食べるスピードは少しゆっくりです。
ただ、アー坊とは体重差があるので、ご飯の量も違います。
その結果、今ではだいたい同じくらいのタイミングで食べ終わるようになりました。
仔猫のころのように、
アー坊が食べ終わる。
↓
まだルチ子はたくさん残っている。
↓
アー坊、略奪へ。
という状況は、ほとんどなくなりました。
あれだけご飯のあげ方に悩んでいたのに、今では2匹並んで普通に食べています。
今ではルチ子がアー坊のご飯を奪うこともw
しかも最近では、立場が逆転することもあります。
アー坊がご飯を食べている途中で、ポロッと一粒こぼす。
すると、
ルチ子が奪いに行くw
あんなにゆっくりご飯を食べていたルチ子が、今では食欲旺盛です。
仔猫のころの苦労を思い出すと、
「変わったなあ」
と思います。
そして何より、食べかけのご飯をずっと置いておく必要がなくなったこと。
これは僕たちにとっても、アー坊にとっても、本当によかったと思っています。
多頭飼いでは、猫によって「食べ方が違う」と考えておいた方がいい
実際に2匹と暮らしてみて、ご飯について一番感じたのは、
猫によって食べ方は全然違う
ということでした。
今のわが家は、2匹一緒にご飯をあげられています。
でも、最初からそうだったわけではありません。
食べるペースも、ご飯の好みも猫それぞれ
アー坊は、ご飯があればすぐに食べるタイプ。
仔猫のころのルチ子は、一度に全部食べず、自分のペースで食べるタイプでした。
2匹目を迎えるまで、
「同じ猫なんだから、ご飯も同じように食べるだろう」
と、どこかで思っていたのかもしれません。
実際は全然違いました。
年齢が違えば、ご飯の種類が違うこともある
わが家の場合、アー坊とルチ子には4歳の年齢差があります。
ルチ子が仔猫のころは、それぞれ違うご飯を食べていました。
だからこそ、アー坊の横取りには特に気を使いました。
多頭飼いを始めるなら、
「2匹分のご飯を用意すれば終わり」
ではなく、
それぞれ何を、どんなペースで食べるのか。
ここまで見ながら、ご飯のあげ方を考える必要があるんだなと思います。
留守中に自動給餌器を使うなら、横取りにも注意したい
そして、もう一つ。
わが家の場合、
留守中に自動給餌器だけで食べてもらうのは難しかっただろうなと思います。
片方がゆっくり食べている間に、もう片方が自分の分を食べ終わってしまう。
人間がいなければ、止めることもできません。
年齢などによって食べているご飯が違えば、なおさらです。
もちろん、これは猫の性格や食べ方によって変わると思います。
ただ、
「2匹とも同じペースで、自分のご飯だけを食べてくれるとは限らない」
ということは、2匹目を迎える前に知っておいてもいいと思いました。
わが家も、ケージで食べてもらったり、ウェットフードを混ぜたり、人間がアー坊をガードしたり。
いろいろ試しました。
そして今では、
同じ時間に、
同じ部屋で、
少しだけ距離を離して、
2匹一緒にご飯を食べています。
アー坊は相変わらず食いしん坊。
ルチ子も負けないくらい食いしん坊になりましたw
今となっては、2匹が並んでご飯を食べている姿を見るのも、わが家の日常です。
多頭飼いを始めてから、ご飯以外にも大変になったことはたくさんありました。
多頭飼いを始めて実際に感じた大変さや、2匹だからこそ感じる幸せについては、こちらの記事で詳しく書いています。


